安全性情報

「セメント・消石灰・生石灰(以下セメント等と称す)」と 比較した場合の「石膏」の安全性について

  • 1.石膏は中性で人体等に対する毒性等が有りません。(セメント等は強アルカリ性で、人体等に対して目・咽喉に刺激や肌荒れ等をもたらします。)
  • 2.石膏は人体に安全なので豆腐の凝固剤として数%量添加利用されたり、ビール醸造水の硬水化剤に使用されたりの形で食用に供されています。(日本薬局方及び食品添加物公定書にも記載されています。)また、歯科での歯型採取に口腔内使用されたり、整形外科でのギプス用に使用されたりの形で歯科、外科医療用にも供されています。(セメント等は強アルカリ性なので、このように人体に直接摂取されたり、直接触れたりの形では絶対に使用できません。また、生石灰も強アルカリ性ですので、その取り扱いには注意が必要です。)
  • 3.石膏は雨水等に溶けても、その水溶液は無色・中性・無害です。(セメント等は雨水等に溶けると、その水溶液は強アルカリ性で河川等を汚染する恐れが有ります。)
  • 4.このように、石膏もセメント等も同じ“カルシウム化合物粉”ですが、人体及び水質に対する影響という点で全く異なります。