硝酸マグネシウム

  • 英名/和名/別名

    硝酸マグネシウム
    Magnesium nitrate

  • 化審法化学物質

    (1)一464 安衛法 公表

  • CAS番号

    (無水物)10377—60—3 (6水和物)13446ー18ー9

  • GHS分類ID番号

    22B4525(厚·環22年度,10377一60一3)
    22A4020(厚·環22年度,13446-18-9)

  • 性状

    ●Mg(NO3)2·6H20
    ●分子量(式量);256.41
    ●無色または白色の結晶
    ●無臭
    ●比重1.64
    ●融点95℃
    ●分解点130℃
    ●潮解性あり
    ●水によく溶ける
    ●エタノール、メタノールに可溶

  • 規格

    試薬JIS K 8567-95(六水和物)肥料取締法

  • 用途

    火工品、医薬品原料、樹脂加工触媒

  • 製法

    酸化マグネシウムに硝酸を反応させた後、結晶化させる。

  • 取扱注意

    酸化性物質。可燃性物質と混合したり酸化されやすい物質と接触すると容易に発火する。潮解性があるので密封保存する。火薬類、引火性物質、酸類などと隔離して置くこと。
    消火剤:大量の水
    保護具:保護手袋、保護メガネ、防じんマスク

  • 毒性

    RTECS=(13446一18一9)急性経口毒性LD50:5,440mg/kg(ラット)。硝酸塩による中毒が起こる。多量に飲むと死に至ることがある。皮膚の弱い人は炎症を起こすことがある。目、皮膚、呼吸器を刺激する可能性がある。
    吸入した場合、新鮮な空気の場所に移し安静に。目や皮膚についた場合、多量の水で洗い流す。

  • 適用法規

    水質汚濁防止法 第2条有害物質。勞衝安全衛生法 施行令別表第1危険物(酸化性の物)。
    船舶安全法 危規則第2条危険物等級5.1酸化性物質(正5.1容器等級3)。
    航空法 施行規則第194条危険物酸化性物質(K等級3)。
    港則法 施行規則第12条危険物(酸化性物質)。